裏社会のリアルがここに…元暴力団員が語る『関西ヤクザの赤裸々日記』を徹底紹介/さらばのこの本ダレが書いとんねん
毎週火曜深夜24時30分~放送中の「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」。この番組は、さらば青春の光が世の中の「誰が書いとんねん!」という書籍を集めて深掘りしていく番組です。編集部がオススメの放送回をご紹介!今回、取り上げた本は『関西ヤクザの赤裸々日記』(著者:てつ)です。
なぜヤクザに?やんちゃな子供が「先輩についていった」道
まずは著者のてつさんの生い立ちから。関西の荒っぽい街でやんちゃな少年時代を過ごし、気づいたら周りの先輩たちがヤクザに。てつさんも自然とその流れに巻き込まれ、18歳でヤクザの世界に足を踏み入れました。高校には進学せず、「いい車に乗り、いい女を抱き、金持ちになる」という夢がそこにはあったそうです。
ヤクザとして組に入るときは、必ず「盃」を交わす儀式があり、裏切らず腹を割って付き合うという覚悟を示すためのものだそう。この儀式によって逃げたり裏切ったりすることが許されなくなるのだとか。
ヤクザと聞くと「喧嘩が強い」というイメージを抱くかもしれませんが、てつさんはその見方を少し違う角度で語ります。「強い奴はいくらでもいる」と痛感し、喧嘩に明け暮れることはなかったそうです。
ヤクザの日常ってどんなもの?雑用だらけの“部屋住み”生活
ヤクザの生活は、映画のような派手なイメージとは違い、最初は「部屋住み」と呼ばれる雑用生活からスタート。料理や掃除が主な仕事で、部屋の隅にホコリがあろうものなら怒られ、縦社会の厳しさを叩き込まれます。理不尽な暴力も多く、ちょっとしたことでも「お前コラァ!」と怒鳴られ殴られることが日常茶飯事だったとか…。
いざヤクザの世界に入ると、想像以上に厳しい環境。てつさんは「自分が小さくなる」ことを覚えたといいます。何か気に入らないことがあっても、「コイツに逆らってもどうにもならんわ」と、逆らわずに順応していくしかないと感じたそうです。
お金の稼ぎ方も自分次第…映画のような「お小遣い」なんてない!
初任給はなんと0円。組からお金の稼ぎ方を教えてもらえることもなく、稼ぎはすべて自己責任で、映画のように「お小遣い」をもらうシーンも実際はなく、お金を得るには先輩の仕事を手伝ってその一部をもらうだけ。金額も大したものではなく、稼ぎが少ないことに失望して辞めていく人も多かったそうです。
ヤクザを辞めるには?簡単には抜けられないリアルな理由
ヤクザから抜けるには「飛ぶ」か「指を詰める」という選択肢しかなく、簡単にやめられるものではありません。てつさんはこの本で、ヤクザの現実がいかに厳しいかを語り、憧れで入ろうとする人に警告を発しているのだとか…。
ヤクザの世界の実情…その厳しさに対する覚悟が求められる
てつさんがこの本を書いたのは、「ヤクザの世界の真実を知ってもらいたい!」という思いから。「ヤクザを目指す人や、なりたいと思っている人には、一度冷静になって考え直してほしい」と語ります。
実際に体験した裏社会の現実を通じて、甘いイメージに惑わされないでほしいというメッセージが込められた本書。関西の荒れた街で育ったてつさんが見たリアルが、ページをめくるたびにひしひしと伝わってきます!
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