新社屋移転直前!テレビ大阪2024年「春の改編記者会見」
2024年3月28日(木)に「テレビ大阪 春の改編記者会見」を開催しました。開催場所は、テレビ大阪 第1スタジオ。実はこの場所で会見をやったのには理由があります。テレビ大阪は、2024年5月13日(月)に、1982年の開局以来初めて、新本社ビルを移転します。数々の番組を収録してきたテレビ局の心臓部ともいえるこの場所。この記事では、歴史のつまった場所に、多くの記者の方にお越しいただいた会見の模様を少しだけお届けします。
改編記者会見は、編成部長 大川一馬氏(以下、大川編成部長)、コンテンツビジネス部長 岡本宏毅氏(以下、岡本コンテンツビジネス部長)が登壇。司会進行は植草結樹アナウンサー(以下、植草アナウンサー)が務めました。
2024新社屋移転が間近に迫ったテレビ大阪。新社屋移転日を発表!
会見は、大川編成部長の現社屋の第1スタジオの思い出話からスタート。
「思い出深いのは、11年前の3月23日。『たかじんNOマネー』でたかじんさんが闘病生活から復帰され、スタッフも視聴者の方も待っていたので、このスタジオに戻って来てくれたときに、すごく嬉しかった。と振り返りました。
その後、植草アナウンサーが新社屋移転日・新社屋からの放送開始日が5月13日(月)になることを発表しました。
改編記者会見のテーマは「つなげる。つながる。」
続いて大川編成部長から改編記者会見のテーマを発表。
「4月改編のキャッチフレーズは「つなげる。つながる。」。今いる旧社屋から新社屋へと”つなげる”という点、テレビの番組、コンテンツ、イベントを通じて、視聴者、地域と”つながる”、盛り上げていく。そして大阪関西を元気にしていく。という思いを込めました。」
改編記者会見のポイントは3点です。
①『やさしいニュース』は夕方5時から放送開始に
まずは「やさしいニュース」が夕方5時スタートに放送開始時間を変更。また、昼11時59分から放送中の「片っ端から喫茶店」が枠を拡大。大川編成部長が変更の趣旨を説明しました。
「夕方のやさしいニュースは、午後4時29分から放送しておりますけれども、4月クールからは月曜日から金曜日の夕方5時、ジャストスタートに変更になります。東京・全国のニュースを伝える夕方サテライトという番組が、午後4時54分からありますので、そのあとにテレビ大阪独自の地域に根ざしたニュースをたっぷりと発信したいと思っています。」
「月曜日から金曜日昼11時59分から放送していました「片っ端から喫茶店」は、月曜から木曜日の昼12時5分スタート。枠は32分に大きくなります。全体をつなぐ重要な役割として、また、やはり自社制作のコンテンツをしっかりと視聴者に見ていただきたいなという思いを込めております」
やさしいニュース HP:https://www.tv-osaka.co.jp/yasashii/news/
片っ端から喫茶店 HP:https://www.tv-osaka.co.jp/ip4/katappashi/
②日本一に輝いた阪神タイガース『ナマ虎スタジアム』今季も試合開始前から放送!
昨年リーグ優勝、そして日本一に輝いた阪神タイガース。その阪神戦中継は4月9日(火)の阪神×広島戦(甲子園)から。今年度もマルチチャンネル放送を活かし、最大夜9:54まで延長してたっぷりお届けします。大川編成部長からは、今年の放送の見どころを説明しました。
「解説は鳥谷敬さん、能見篤史さんのW解説になります。新聞記事を見たところ、岡田監督の今期のローテーションは火曜日の構想では昨年度MVPの村上投手の名前を挙げています。ナマ虎スタジアム今年度も火曜日が基本の放送日になりますのでぜひ村上投手にも期待したい。」との願望も。
夕方5時25分から放送開始。
「ちょうど夕方6時プレイボールですが、スポーツ観戦なさる方は、その前の30分どころか、もう本当、1日ずっとわくわくしてるので、そこの30分のちょっと試合開始の前のワクワクを、ぜひナマ虎スタジアムで盛り上げていけたらなというふうに思ってます。甲子園の開幕戦、4月9日(火)阪神対広島、テレビ大阪は夕方5時25分からの中継です。どうぞお楽しみください」
③ 地上波初!となる“女性用風俗”を舞台にしたドラマ「買われた男」
4月17日、テレビ大阪制作の新ドラマ(毎週水曜・深夜24時)「買われた男」がスタートします。DMM TVとのタッグでヒット作品を開発する水曜深夜「ドラマアディクト」枠の第3弾。地上波とBS、そしてTVerでも!地上波初となる“女性用風俗”を舞台にしたドラマ。イケメンセラピストが恋人のように振舞いながら施術をする、女性用風俗店「KIRAMEKI」が舞台。これまでになかったドラマについて岡本コンテンツビジネス部長が語りました。
「今回ドラマ化に際し、実際の女性用風俗店の方に取材に行ってまいりました。そこで一番驚いたのは、その女性用風俗に来られている女性客の皆さんですが、ただ単純に性欲を満たしにやってきているというよりは、皆さん心の隙間を埋めにやってきているといいますか、肉体的というよりはどちらかというと精神的な癒しを求めにやってきている方がほとんどだったんです。そこは男性用の風俗との一番の違いなんじゃないかなという風に感じました。」
「本作では、そういった現代女性が抱える不安、悩み、生きにくさ、そういったものにフォーカスいたしまして、様々なバックボーンを持つ女性たちがここに出てます3人のセラピストに出会い、癒され前向きになっていく姿をヒューマンドラマという形で描くことができればなという風に考えております。女性にとってはエンパワーメントに繋がるような作品に、男性にとっても何かしらの気づきが得られるような、そんなドラマにできればと考えております。」
「女性用風俗が入口にはなっているんですけども別に奇をてらった わけではなくてですね、中身はきっちりとしたヒューマンドラマ、人間ドラマとして描いてます。男性にも女性にも楽しんでいただける作品になるんじゃないかなという風に思います。本作は総勢10名の監督脚本家の方にご参加いただいております。各話、クリエイターの方々の個性とかカラーがしっかり出た作品であるかと思いますので、ぜひそういった部分にも注目して、ご覧いただけると幸いです。」と意気込みを伝えました。
出演者は、瀬戸利樹(写真中央)・久保田悠来(左)・池田匡志(右) 他
買われた男 HP:https://www.tv-osaka.co.jp/kawareta_otoko/
改編記者会見は、以前収録をしていた「きらきらアフロ」の話などで盛り上がりましたが、第1スタジオが初めての記者も多く、質疑応答では最終収録が「もしものマネー道もしマネ」になることや新スタジオの最初の放送が「やさしいニュース」になることなどが話題にのぼるなど、にぎやかに締めくくられました。