私たちは"濡れ場"とは言わない!話題のインティマシー・コーディネーターにさらばの二人が迫る!

毎週火曜深夜24時30分~放送中の「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」。この番組は、さらば青春の光が世の中の「誰が書いとんねん!」という書籍を集めて深掘りしていく番組です。今回紹介された本は『インティマシー・コーディネーター』(著者:西山ももこさん)
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【前編】
【後編】
さらばの敵?インティマシー・コーディネーターとは?

近年、ドラマや映画の撮影現場で注目を集めている「インティマシー・コーディネーター」。役者が安心して演技に集中できるよう、性的描写を含むシーンの調整を行う専門職です。「コーディネーターがいない方がよりエロいシーンが見れた?俺たちの敵では?」と浅はかなエロい心を抱くさらばの二人。

世界的に広がり始めたのは2018年頃と比較的新しく、日本でも徐々に導入が進んでいるそう。2020年に資格を取得した西山ももこさんは、この仕事を通じて俳優と制作側の橋渡しをし、撮影の安全とクオリティ向上を支えているんだとか。
アフリカのロケコーディネーターからの転身
意外にも西山さんの前職はアフリカ専門のロケコーディネーター。英語とフランス語を駆使し、現地での撮影手配を行っていたんだとか。しかし、激務による疲れが蓄積し、「この仕事を何十年続けても満足感を得られないのでは?」と疑問を抱いたそう。

そんな時、イギリス在住の友人から「インティマシー・コーディネーターという仕事がある」と紹介されたことが転機に。未知の職業ながらも興味を持ち、資格を取得することにしたんだとか。
俳優のための調整役としての役割

インティマシー・コーディネーターの仕事は、単に「濡れ場の監督」ではありません。例えば、お風呂で電話をしているシーンでも、「どこまで肌が見えるのか」「演出意図は何か」といった細かい調整を行い、俳優に安心して演技してもらう環境を作るそう。

演出陣と俳優の間に立ち、「嫌なことは嫌と言える」状況を作るのも大切な役割。俳優がプレッシャーを感じずに撮影に臨めるよう、繊細な気配りが求められる仕事なんだとか・・・
現場での苦労とやりがい

この仕事の難しさは、撮影現場の空気を読みながら最適な調整をすること。演出側は作品の完成度を優先しがちですが、俳優にとっては「断ったら次の仕事がなくなるかも」という不安もあるため、意見を伝えにくいこともあるそう。
その間に立って交渉するのがインティマシー・コーディネーターの重要な役割です。「演出の意図を汲みながら、俳優の意向も尊重する」その絶妙なバランスを取ることが、この仕事の醍醐味だと西山さんは語ります。
撮影現場でのトラブルを防ぐために
インティマシー・コーディネーターの存在は、単に俳優の気持ちをケアするだけでなく、撮影現場でのトラブルを未然に防ぐ役割も果たします。たとえば、ラブシーンや肌の露出がある場面では、俳優ごとに「どこまでOKなのか」の許容範囲が異なるそう。

その細かいラインを事前に確認し、監督や制作スタッフと共有することで、「こんなはずじゃなかった」という誤解や、俳優が不安を感じる状況を避けることができるんだとか。
日本での認知度と今後の展望

まだ日本では馴染みの薄い職業ですが、海外ではすでに多くの映画やドラマに取り入れられているんだとか。日本の撮影現場でも少しずつ導入が進んでおり、西山さんのような先駆者が増えれば、今後の標準的な職業になるかもしれません。
「安心して撮影できる環境が整えば、俳優の演技力もさらに引き出され、作品の質が向上する」と西山さんは語ります。これからの映像業界に欠かせない職業になる可能性を秘めていますね。
新たな映画・ドラマ制作の未来
本書では、この仕事の実態や撮影現場でのエピソードが詳しく描かれています。映画やドラマ業界に興味がある人はもちろん、映像制作に関わるすべての人にとって、新たな視点を得られる一冊となるでしょう。これからのエンタメ業界の進化を知るためにも、ぜひ手に取ってみてください。
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