韓国ドラマの”アレ”をプロはどう表現する?「この恋は初めてだから~Because This is My First Life」スペシャルイベントレポート【イベントのもようはYouTube配信中!】

「この恋は初めてだから~Because This is My First Life」日本語吹替版の放送を記念したスペシャルイベントのアーカイブ動画が公開されています!
登壇した赤坂柾之さん、折井あゆみさん、久保ユリカさんから収録エピソードが語られ、その一部をご紹介!(「この恋は初めてだから~Because This is My First Life」はTVerでご覧いただけます)
登場人物の“舌打ち”に注目!?

赤坂さんが吹替を担当したナム・セヒ(イ・ミンギ)
韓国ドラマならではの吹替の難しさについて尋ねると、赤坂柾之さんから「韓国ドラマでは登場人物が舌打ちをすることが多いのでそれを表現するのが韓国ドラマならでは」という回答が。日本で言う「くそ!」というような大袈裟な舌打ちではなく、言葉のつなぎとして使われたりしていると感じられたそうで、それを日本語のセリフでどのように表現しようか考えたといいます。状況によってはカットしたり、舌打ちを気にせずにセリフで重ねたりして、そうしたことは他の吹替ではあまり見られないのだとか。実際に舌打ちする場面が出てきたらどう表現されているのか…日本語吹き替え版はTVerでもご視聴頂けますので、ぜひ本編でご確認ください。【TVer見逃し配信はこちら】

折井さんが吹替を担当したユン・ジホ(チョン・ソミン)
また、折井あゆみさんは最初の収録で「自然に、普段喋ってるように喋ってください」と言われたそうですが、表情豊かに身振り手振りが大きいアメリカのドラマや映画の演技とは違い、同じアジア圏のドラマとしてリアルさを求められた、と答え、赤坂さんも「結構難しいんですよ、普通に喋ってくださいって」と頷きました。

久保ユリカさんが演じたヤン・ホラン(キム・ガウン)
アニメの現場が多いという久保さんは「アニメでは自分がイチから演じるけれど、吹替は海外の俳優さんが芝居をしたところに日本語で魂を入れるのでとても特殊な作業」と語りました。表現が日本と異なり、強弱の付け方などのバランスのとり方も作品によって異なるので今回も新鮮な気持ちで演じた、と振り返りました。
“声”という仕事の奥深さ

アニメとの違いも問われた久保さんは「アニメのトーンでだと一人だけキャラクターが混じったようになってしまう」といい、声の高さを変えるのではなく厚みを変えるということが最初は理解するのが難しかったそうですが、赤坂さん、折井さんの背中を見て学ばせてもらったとのこと。 折井さんも俳優業と声優業の面白さを問われ、俳優では瞬き一つ含めて視覚的にいろいろな感情表現をできるといい、声優ではそうした身体的な表現がない中、声だけで表現することが奥深い、と両者それぞれの魅力を語りました。 今回の日本語吹き替え版には「放送芸術学院専門学校大阪アニメ・声優&eスポーツ専門学校」で声優を目指す学生たちがオーディションに参加し、合格した学生に3人がこれまでの声優人生を振り返りながらアドバイスする場面でははみな真剣に聞き入っていました。 イベントの様子はテレビ大阪公式YouTubeで!
アジアドラマタイム【この恋は初めてだから~Because This is My First Life】
◆放送日時:月~金曜 あさ9時30分~10時30分【TVer配信あり】 全22話 日本語吹替(二カ国語)+日本語字幕
◆キャスト:イ・ミンギ、チョン・ソミン、キム・ミンソク、パク・ビョンウン、イ・ソム
◆日本語吹替:赤坂 柾之(ナム・セヒ役)、折井 あゆみ(ユン・ジホ役)、久保 ユリカ(ヤン・ホラン役)
◆ストーリー IT企業の社員ナム・セヒ(イ・ミンギ)は38歳のどこにでもいるサラリーマン。性格にくせがあり、人やお金にあまり興味がない独身主義者。働き始めた頃に将来を考え家を購入したが、今はローン返済に苦しめられる生活を送っている。一方、30歳独身ユン・ジホ(チョン・ソミン)は名高いソウル大学卒の高学歴女子。脚本家の夢をあきらめられず、安月給の補助作家としてかれこれ5年働いている。一緒に住んでいる弟が授かり婚をすることになり、居場所がなくなってしまったジホは家を出る羽目に。そんな二人がひょんなことから一つ屋根の下で暮らすことになるのだが・・・。
【テレビ大阪公式サイト】 https://www.tv-osaka.co.jp/ip4/asi/koihaji/next.html
【TVerにて見逃し配信】https://tver.jp/series/sry4ye7s1e
【テレビ大阪公式YouTube】 https://www.youtube.com/@TVosaka7ch
【テレビ大阪 韓流・アジアドラマタイム】 https://www.tv-osaka.co.jp/ip4/hanryu_asi/