人気香港映画に登場したチャーシュー飯まで刺繍に⁉「ARTLit OSAKA 2025」大阪で注目のアートイベント開催（5/3～5/4）

5月3日(土)、4日(日)の二日間、国内外で活躍するアーティストの作品を身近に感じることができるイベントが、大阪で話題の新スポット「コングレスクエアグラングリーン大阪」の開業を記念し開催されています！個性溢れる会場の中で、クラブTVO編集部が見つけた注目の作家と作品を紹介します。

目　次

超級香港迷（スーパー香港ファン）認定アーティストが生み出す”香港らしさ”
見る人に物語を委ねる、美しい人物画を描く姉妹
個性が光る作品が、まだまだたくさんあります
作り手との会話が楽しい
<開催概要>

超級香港迷（スーパー香港ファン）認定アーティストが生み出す”香港らしさ”

こちらは刺繍クリエイターの竹岡かつみさん。パンチニードルやタフティングの技法を用いて、香港をテーマに作品を制作しています。本国からも注目されていて、香港政府観光局より「超級香港迷（スーパー香港ファン）」に認定されています。

こちらは、香港に昔からあるオイスターソースをモチーフにした作品で、タフティングとパンチニードルを組み合わせて制作されています。タフティングだけでは出せない細かさや立体感が作れるとのこと。作品の可愛らしさがより際立っています。

香港の企業と組むことにより量産化が実現したチャーム、これまで一個ずつ手で作っていましたが、価格も抑えられ、以前より手に取ってもらいやすくなりました。アーティスティックに見えるように工夫をしたそうで、機械で作ったとは思えないクオリティです。

香港映画史上歴代No.1の大ヒット映画『トワイライト・ウォリアーズ』に登場するチャーシュー飯を再現した作品。映画を知っている方なら、思わず嬉しくなってしまいますね。

今は香港でしか購入できない作品も、今回は持ってきているとのこと。日本と香港を往復し、古き良き香港から「ネオ香港（進化した香港）」を想像し、将来そうなっていったら楽しいのではないかという想いを発信するために、今後は現地でも展覧会やワークショップを開催していきたいそうです。

見る人に物語を委ねる、美しい人物画を描く姉妹

続いてはオカユウリ＆福岡由那のお二人。話を聞くと姉妹で参加されていました。

まずは姉のオカユウリさんの作品。自身も学生時代に制服だったセーラー服を着た女の子と花を組み合わせた、どこか儚くて美しいイラストが特徴です。何かの物語に出てきそうなキャラクターですが、ストーリーを作るのは苦手だそう。逆に、作品を見る側が自由にストーリーを作ってもいいかもしれません。

現在はクライアントワークなども手掛けていて、MVやアニメーションとして使われたことも。より多くの人に作品に触れてもらえたら嬉しいということでした。

その場で似顔絵も描いてもらえます！私も描いてもらいました。

続いては、妹の福岡由那さんの作品。福岡由那の名前では、大学で学んでいた“記憶”をテーマにした抽象的なアート作品（写真左側）を制作し、福琅（ふくろう）という名前ではイラスト作品（写真右側）を手がけています。今回は、パッと目を惹くポップアートを集めたイベントのため、イラストも持ってきたということでした。自身でも描くのが好きな、古典絵画のような男性をモチーフにしているそうです。