「体験」できる恐竜博。なんばに現れたトリケラトプスの「レイン」を見逃すな! |DinoScience 恐竜科学博
2024年7月13日(土)から9月1日(日)まで、なんばスカイオ7Fコンベンションホールで開催されている体験型恐竜展『DinoScience 恐竜科学博 ~ララミディア大陸の恐竜物語~2024@OSAKA』。多彩な骨格標本と最新の技術を駆使し、科学的な視点から恐竜の姿に迫るという「今までにない恐竜展」ということで注目を集めています。
この記事では会場の見どころや楽しみ方、グッズをレポートします!
恐竜ファンでもそうでなくても必見!学びもたくさんあります
週末は家族連れで混み合っていたようですが、この日は平日だったので1人で来場の方も含め開場前に20名ほどの列ができており、ゆっくりと展示を楽しめる雰囲気でした。列に並んでいたファミリーに話を聞いてみると、恐竜のことが大好きなお子さんが「恐竜!恐竜!」と叫んでいて、とてもかわいかったです!
この展覧会では恐竜の骨格展示だけでなく、CGや映像、音を駆使して恐竜の世界を再現しているため、エンターテイメント性も高く、恐竜ファンはもちろん、恐竜ファンでなくても楽しめて(そして終わる頃には恐竜ファンになってしまう!)、さらに学びや気づきを得ることができます。
展示の舞台は「ララミディア大陸」
展示の舞台となっているのは、「ララミディア大陸」。恐竜の繁栄が絶頂を迎え、そして恐竜時代最後の時代ともなった白亜紀後期、現在の北アメリカの西側に存在した大陸です。
目玉は奇跡のトリケラトプス「レイン」
この展示の目玉は、アメリカのヒューストン自然科学博物館が所蔵している通称“LANE(レイン)”の全身復元骨格。世界一美しく奇跡の化石とも言われるレインは、現存する標本の中でも最も完全な骨格を持っているそうです。これが地中から発掘された時の研究者の興奮は計り知れません。
骨格の大きさは全長7mで高さは3m!今にも動き出しそうな迫力で見た瞬間に心を奪われ、様々な角度から写真を撮りたくなります。背後からも観察でき、尻尾やお腹の様子がよく分かります。レインの皮膚痕も展示されています。こちらは背中側か腰あたりの皮膚で、直径10センチメートルを越えるうろこを見ることができます。皮膚の化石が見つかることも奇跡的なのだそうです。
ティラノサウルスの「スタン」が襲いかかる!
レインと対峙する、もうひとつの目玉はティラノサウルスの「スタン」です。こちらもティラノサウルスの化石の中でも最良の標本の一つと言われています。
今にも噛み付いて来そうな頭部に、天井を見上げると立派な尻尾が。アメリカのブラックヒルズ地質学研究所と、今回の展示の企画を担当したサイエンスコミュニケーター恐竜くん(田中真士氏)のデザインによるポージングは躍動感に溢れています。この恐竜達が自然の中を歩き回っていたことを想像すると、太古の地球にロマンを感じますね。
小さい展示ですが、孵化直後の雛がかわいくて推しです。
トリケラトプスやティラノサウルスが生きた世界を「体験」する
ララミディア大陸はトリケラトプスやティラノサウルスなど、究極の進化を遂げ巨大化した恐竜たちが生きていた最後の楽園でした。
展示は幼いトリケラトプスの子ども(写真上)が群れから逸れ、翼竜を追いかけて森を進みながら、恐竜の世界を冒険するというストーリー仕立てとなっています。トリケラトプスは無事に群れに帰ることができるでしょうか。
会場巡りの相棒!サウンドアトラクション
見どころがたくさんある会場巡りにオススメなのが、サウンドアトラクション。イヤホンを着けて各スポットの説明や恐竜の世界を再現した音響を聴きながら、ARの撮影も楽しむことができます。
→実際の体験レポートはこちらの記事でお楽しみ下さい。
グッズコーナーにも注目
展示が終わると子ども大人も使えるかわいい恐竜グッズコーナーに!ぬいぐるみ、Tシャツ、マグカップ、タオル、リュック、お家にかわいい恐竜達を連れて帰ってください。
会場にいたお客さんに感想を聞いてみました!
会場から出て来たお客さんに感想を聞いてみました。恐竜が大好きで、恐竜のイベントや展示にはよく足を運ぶという女性と、彼女に連いて来たという女性の2人組。骨格標本を撮影した写真を見せてもらうと、さすが撮り方が上手い!イベントスタッフに聞いたところ、休日も16時以降は比較的空いているそうです。じっくり写真を撮りたい方にはおすすめです!
もう1人の女性は、ソニーの空間再現ディスプレイによる、リアルな恐竜の映像が楽しかったとのこと。見ている人の目の動きに合わせて映し出された恐竜は、のそのそと動き、まるで実際に生きているかのようです。近づくと皮膚の質感なども見ることができます。ぜひ会場でお試しください!
次に話を聞いたのが、グッズコーナーにあったティラノサウルスのビニール人形を抱えたお子さん。展示で一番楽しかったのは「(スクリーンに写し出された)恐竜にタッチできたこと!」とのことでした。
この映像体験のことですね!
「体験」できる恐竜博
舞台となる「ララミディア大陸」がどのような大陸であったのかという説明から始まり、そこに生きていた象徴的な存在であるトリケラトプスを中心に、ティラノサウルスなどの他の生物を絡めていく本展覧会。展示を見終わった後、実際に恐竜の世界に行って来たかのような「体験」をすることができました。
次の記事では。サウンドアトラクションを使って会場を巡った、さらなる「体験」の様子をレポートします!
イベント情報
【タイトル】
『DinoScience 恐竜科学博 ~ララミディア大陸の恐竜物語~ 2024@OSAKA』
【会期】
2024年7月13日(土)~9月1日(日) の51日間
【会場】
なんばスカイオ 7Fコンベンションホール
【公式X】@DinoScience_jpn
https://twitter.com/DinoScience_jpn
【公式Instagram】@dinoscience_jpn
【イベントHP】
https://www.tv-osaka.co.jp/event/dino_science
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