昭和のレディース暴走族はスゴかった!ヤンキー文化に密着取材した編集長が語る!

毎週火曜深夜24時30分~放送中の「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」。この番組は、さらば青春の光が世の中の「誰が書いとんねん!」という書籍を集めて深掘りしていく番組です。今回紹介された本は『特攻服少女と1825日』(著者:比嘉健二さん)
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ヤンキー全盛期、レディースに目をつけたワケ

今回の著者・比嘉さんは編集者歴40年以上。リアルに『ビー・バップ・ハイスクール』世代で、高校時代には通学電車が喧嘩で止まることも珍しくなかったんだとか。東ブクロさんも「ヤンキーも通学はするねんな」とポツリ。

当時、レディース暴走族と呼ばれる女の子たちも多く、ズベ公やスケバンといった存在も一般的だったそう。そんな比嘉さんがレディースに興味を持ったのは、まさかのエロ本編集者時代。
売れないエロ本編集者から一転、レディース雑誌を創刊

比嘉さんはミリオン出版に入社し、SM雑誌やグラビア系のエロ本を手がけるものの、全然売れなかったそう。「僕が作る本は売れなくて、どんどん追い込まれていました」と語る比嘉さん。

そんなある日、三浦海岸での撮影帰りに偶然の出会いがあったんだとか。渋滞で車を降りた時、遠くから爆音が聞こえ、そこにいたのは暴走族の集団。単車のケツに乗る女の子、シャコタンで箱乗りする女の子たち。その中のひとりがまるでアイドルのような可愛さだったそう。
「これは売れる!」とヤンキーの女の子たちをメインにした雑誌ならいけると確信し、『ティーンズロード』を創刊。
レディース暴走族の実態!駅番とは?

活動の中心は「暴走」と「幹部会」。幹部会では、総長の家などで会議を開いていたそう。中でも、レディースの活動の中心といわれていたのが駅番と呼ばれるもの。日本一のレディースがいるとされた豊橋駅では、駅前に仁王立ちするメンバーがいたそうで…。

駅で見つけた茶髪の女の子を囲み、「スケ連に入るか、入らないなら髪の毛を黒く染めてこい」と迫るのだそう。ヤンキーの世界にはヤンキーのルールがあり、まじめな女の子には声をかけないそうで、強い者同士でしかやり合わないなど、筋が通っていたといいます。
レディースの取材は意外と簡単だった!?

『ティーンズロード』を創刊し、一発目の号はまったく売れなかったそう。しかし、5号目で完売。その大きな理由が、伝説のレディース「紫優嬢」だったそう。

全員が紫の特攻服にさらしを巻いたチームで、その中の最年少メンバーすえこちゃんがのちに4代目総長に。彼女が雑誌に登場したことで、爆発的に売れたといいます。
反響が大きかったため、取材は意外に簡単で、毎日ダンボール1箱分くらいの手紙が届き、24時間体制で電話対応するほど、全国のレディースから取材依頼が殺到していたそうです。
男の暴走族との関係は?恋愛事情も過激だった!

レディースと男の暴走族は非常に深い関係にあったそう。男の暴走族が先に結成されており、レディースが認められるには筋を通す必要があったんだとか。
『特攻服少女と1825日』はリアルなレディース文化の記録

『ティーンズロード』を通じて取材してきた比嘉さんだからこそ語れる、ヤンキー文化の光と影。当時のヤンキー文化に興味がある人も、ただの興味本位の人も、是非読んでみてください。
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