【2分で読める】ご飯に混ぜるだけで酢飯が完成!ロングセラー「すしのこ」は偶然の産物だった⁉苦悩の誕生ヒストリー
ご飯にかけて混ぜるだけで酢飯ができる優れもの「すしのこ」は、世界で初めて“食酢の粉末化”に成功した画期的な商品でもあります。製造しているのは、大阪・堺に本社を置く老舗企業「タマノイ酢」。
今回は、代表取締役社長・播野貴也さんに「すしのこ」の誕生秘話について伺いました。実はすし酢を作る予定はなかったなど、意外なエピソードを明かします。
持ち運びしづらい「甕入り酢」…そこに訪れた空前の「粉末化ブーム」
明治時代に5つの酢蔵が集結して創業した「タマノイ酢」。
製造していた液体酢は甕に入れて運搬しており、その重さから流通には多くのコストや手間がかかっていました。
そんな中、昭和30年代、粉末調味料の販売量が急拡大。これを見た播野明(現社長の祖父)は「お酢も粉末化して、持ち運びしやすくすればより多くの人に届けられる」と考え、世界初となる粉末酢の開発に挑むことに!
なぜかダマになる粉末!「ある食材」を入れると…偶然「すしのこ」が完成⁉
しかし…粉末酢は吸湿性が高く、気温や湿度の影響を受けやすいというマイナス点が判明。湿気を吸った粉は簡単に固結化しダマになってしまうのです。
この問題をどうしてもクリアできないまま数カ月が経ったころ…明はこの粉末酢に砂糖を混ぜてみる決断をします。その結果…固結する問題は見事に解決!
その一方で、「粉末が甘くなってしまう」という根本的な問題が発生します。
ここでターニングポイントが!すし酢のような味になったことを逆手に取り、これをそのまま「すし酢」として売り出すことに!
お酢に加え砂糖を入れるという手間のかかる酢飯作りが楽になると見込んだのです。
その後何年にも渡る実験を重ね、ついに1963年、「すしのこ」を完成させます!
ロングセラー「すしのこ」は偶然の発見によって生み出されたものだったのです。
主婦受けは最悪…売り込むべく持ち込んだのはまさかの「教育機関」⁉
「すしのこ」は、発売当初、主婦層には受け入れられませんでした。「うちにはうちの味がある」というこだわりが強かったためです。そのような層にとって、簡単に酢飯が作れてしまう「すしのこ」は認めがたい商品だったのです。
このような反応を受けた明は、なんと保育園や幼稚園にサンプルを配布し、幼児から「若い母親」にすしのこを渡してもらうことに!酢飯作りがいわば花嫁修業の一つだった当時、失敗せずに酢飯を作れるメリットが大受けし、明の狙い通り若い主婦層を中心にすしのこは大ヒット!
テレビCMや販促活動も奏功し、その知名度は瞬く間に全国に広がりました。
売上4倍に!すしのこ×○○の意外なアレンジとは
そんなロングセラー・すしのこですが…「ご飯以外」にかけるというアイデアで、売り上げが1週間で約4倍に跳ね上がったとそう!
それは、ポテトチップスに「すしのこ」をふりかけるアレンジレシピ。ほどよい甘みと酸味がポテトチップスとマッチ!社長も「めっちゃ美味い!」と太鼓判を押します。
さらに…語感が似ていることから人気アニメ「推しの子」とのコラボレーションも実現!令和に入ってもその勢いは止まりません!
【ドラマ】偶然の産物⁉「すしのこ」&「はちみつ黒酢ダイエット」大阪発『タマノイ酢』物語
番組情報
〇番組名
日経スペシャル もしものマネー道もしマネ
〇内容
『もしもの時』に備えるマネー道!マネー活用バラエティ!
〇放送日時
テレビ大阪 第1~3日曜日 午後2時放送!放送終了後はYouTubeチャンネル、TVerで無料見逃し配信中。
〇番組HP
https://www.tv-osaka.co.jp/ip4/moshimane/
〇もしマネYouTube再生リスト
https://www.youtube.com/watch?v=6Wfd4Gf2l74&list=PLtu-h0BP6Mk-n6KEfGFbhk6dQLJuhYTgU
〇番組TVer
https://tver.jp/series/srxig6d8zn
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