「ヤクザ事務所へ武器を持たずに…」元「マル暴」刑事が語る!さらばも驚愕の仕事内容とは?
毎週火曜深夜24時30分~放送中の「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」。この番組は、さらば青春の光が世の中の「誰が書いとんねん!」という書籍を集めて深掘りしていく番組です。今回紹介された本は『マル暴 警視庁暴力団担当刑事』(著者:櫻井裕一)
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なぜ「マル暴」になったの?きっかけは…
今回の本の著者はマル暴刑事として40年近く勤務してきたという櫻井さん。
皆さんは「マル暴」という言葉をご存知でしょうか?「マル暴」とは暴力団対策を担当する警察内の組織や刑事さんの事をさす隠語だそうです。最近よく聞く「闇バイト」のニュースにも暴力団が関わっていると見たりするので、私たちの知らないところで活躍されている刑事さんたちなのですね。
さて、マル暴に入るには、まず警察学校を卒業して交番勤務を経験し、希望を出せばよいそうなのですが…。櫻井さんいわく、希望する人が少ないんだとか。常に死の恐怖がつきまとい、覚悟がないと続けられない仕事だそう…想像するだけで尻込みしちゃいますよね。
櫻井さんがマル暴を目指すようになったのは、交番勤務中に目撃したある出来事がきっかけでした。
ある時、一般市民がヤクザに囲まれて暴行されている現場に遭遇。制服警官に対してヤクザたちは生意気な態度を崩さず、むしろ挑発的だったそうなのですが、署のマル暴刑事が現れたとたん、ヤクザたちの態度がガラッと変わったんだとか。櫻井さんは「こんなことがあっていいのか?」と思ったそう。こんなことが実際にあるなんて、ちょっと驚きですよね。
「マル暴」刑事が絶対することとは?
櫻井さんは警察学校卒業後、赤羽署の交番勤務を経て刑事になり、その後は暴力団捜査の道一筋でやってきたそうです。行く先々の署で暴力団の取り締まりに関わり、組事務所への聞き込みや抜き打ち訪問を繰り返す日々。
マル暴の仕事は普通の刑事とは少し違い、担当エリアの組織や組員の顔を覚えるのが基本。新しい組員を見かけたら、直接組事務所を訪れて確認することも当たり前だったんだとか。いきなり事務所に行き「組長いる?」と軽いノリで訪問するのがマル暴のスタイル。
こんな大胆なやり方で情報を得るのも驚きですが、それだけでなく、相手に圧力をかけることも仕事の一環。映画みたいに常に武器を持っているわけではなく、通常の聞き込みでは素手で行くことがほとんど。ただ、必要に応じて武器を携行することもあるそうです。
それでも基本は自分自身の覚悟と経験が頼り。まさにプロ中のプロの仕事って感じがしますね。
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映画やドラマの「マル暴」はどこまで本当?
ヤクザ映画やドラマでは、警察が強引に逮捕したり無茶な手段を使うシーンがよく出てきますよね。でも櫻井さんいわく「あれはやりすぎ」とのこと。
拳銃を相手に突きつけたりするなんて現実ではありえなくて、そんなことをすれば即クビだそう。一方で、ヤクザ側の行動については「現実に近い部分もある」と語っています。
映画やドラマの中では、ヤクザの“漢気”が描かれる場面もありますよね。櫻井さんもそういったシーンには「漢だなと思うことがある」と話していました。
ヤクザ映画は実録ものが楽しめる?
意外だったのが、櫻井さんはヤクザ映画の中でも「実録もの」を楽しむことがあるそうです。「この役は○○組のあの人だな」と思いながら見るのが楽しいんだとか。実録映画は事実を元に作られているため、自分の捜査経験と重ねて見られるのが面白いそう。「一般の人よりも楽しめてるかもしれない」と笑いながら話しています。
ヤクザが恐れた「マル暴」の覚悟と現実!
『マル暴 警視庁暴力団担当刑事』には、映画やドラマでは描かれないリアルなマル暴刑事たちの姿が詰まっています。暴力団との緊張感あふれるやり取りや、命懸けの現場での覚悟。そして「街を守る」という強い志が伝わる一冊です。
これまでの「マル暴」のイメージがガラリと変わること間違いなし。映画やドラマでは見えない、本当の「マル暴」の姿を知りたい人にぜひ読んでほしい本です。
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